アラサーのバイブル(14)『かいけつゾロリのきょうふのサッカー』

　
　
小さい頃、ゾロリを読んで、異様に面白かった記憶があります。

最近、ゾロリの最新刊『かいけつゾロリのクイズ王』を買って読んだところ、アラサーになった今でも面白かったです！
むしろ、言葉のチョイスとか、今読んだ方が面白さがわかるかも！

ゾロリの特に面白いところは、ナレーションというか、セリフ以外の部分、すなわち地の文です！！
とてもこども向けとは思えない言葉をチョイスしていたりして！
それなのに、こども向けなのでひらがなを多用していて、それがものごっつい面白いです。

ちなみに、ゾロリシリーズの累計発行部数は、2014年の12月時点で、3500万部らしいです！
（ハリーポッターシリーズの日本での発行部数が、2360万部です！７冊でこれはすごいけど、ゾロリは、ハリーポッターを超える発行部数です！）
　
　

第１４巻『かいけつゾロリのきょうふのサッカー』

トイレのはなこさんのうわさ

きょうふのサッカーということで、本の一番最初に、トイレのはなこさんの恐い話が載っています。

そして、トイレのはなこさんのウワサは、全国各地にあるらしく、６つほど紹介されています。
その中で一番オススメの話です。

３かいの　いりぐちから　３ばんめの　トイレで　『はなこさーん』ってよぶと
なかから　『かみがないのよ〜』と　こまった　こえを　だすんだ
だから　トイレットペーパーを　わたして　あげると
『２まいがさねの　ソフトタイプじゃないといやー』　って　いって
その　トイレットペーパーで　ぐるぐるまきの　ミイラに　されちゃうんだってよ。

この話は、４番目に紹介されています。
それまでの３つの話は、ちゃんと恐い話だったので、まんまとやられました。
こういう順番みたいなところも、さすがです。

サッカー関係なくトイレの話

きょうふのサッカーとあるので、サッカーがメインかと思ったら、メインはきょうふの方でした。
学校で、はなこさんが出てくるトイレを軸に話がすすみます。
そして、色々あってそのトイレからはなこさんがいなくなりました。
その結果、はなこさんがいなくなったトイレが一番落ち着くということになり、トイレの中でしんぶんをよむ生徒まででてきます。

学校のトイレでしんぶんを読むという発想が、面白かったです！